令和7年度 国土交通省空き家対策モデル事業の取り組みについて
2026.02.26お知らせちいきむすび地域版空き家バンク 合同会社とこらぼでは、令和7年度 空き家対策モデル事業として、
広島県廿日市市中山間地域を対象に、「はつかいち空き家と暮らしをつなぐプラットフォーム」の構築に取り組みました。
本事業では、空き家を単なる「住宅問題」としてではなく、
・高齢化
・相続
・介護
・孤立
・地域コミュニティ
・移住や暮らし
など、地域の暮らし全体に関わる課題として捉え、
「空き家と人」「暮らしと地域」をつなぐ仕組みづくりを進めました。
地域の暮らしから見えてくる空き家課題
実際にナガスタ(合同会社とこらぼ)に届く相談としては、
「親が施設に入った」
「実家がそのままになっている」
「片付けができない」
「将来どうしたらいいかわからない」
といった、“暮らしの困りごと” の先に、空き家の問題が隠れているケースが多くありました。
そこで本事業では、ナガスタを拠点に、
・対面相談
・電話相談
・オンライン相談
・地域での雑談や井戸端会議
など、日常の延長線上にある相談の場を大切にしながら、
空き家化の予防や早期支援につながる体制づくりを行いました。
取り組んだこと
① 地域ネットワークの構築
浅原・玖島・友和・吉和の4エリアを中心に、
地域ごとの特性や担い手、課題を整理し、行政・地域団体・専門家・地域プレイヤーとの連携を進めました。
また、廿日市市住宅政策課とも協議を重ね、
地域密着型の中間支援機能の必要性を共有しました。
② 地域包括型データベース・相談マニュアルの整備
空き家相談の背景にある、
相続
介護
生活困窮
孤立
福祉課題
などを整理・記録するため、Kintoneを活用したデータベースを整備しました。
また、
「暮らしの相談から空き家対策につなげる地域相談対応マニュアル」
を作成し、地域プレイヤー同士が共通理解を持って対応できる仕組みづくりを進めました。

③ 民間版空き家バンクの検討
行政制度では扱いにくい、
・非公開物件
・空き家予備軍
・「人柄」や「地域との相性」を重視した相談
にも対応できるよう、
信頼関係を前提とした「紹介型マッチング」の可能性を検証しました。
中山間地域では、物件情報だけではなく、
「どんな暮らしをしたいか」「地域とどう関わりたいか」が重要であることを改めて実感しました。
④ ストーリー型情報発信
空き家を「物件」としてだけではなく、
そこにある暮らしや記憶、地域文化も含めて伝えるため、
・HP制作
・SNS発信
・暮らしの記事制作
・オンライン相談窓口整備
などを実施しました。
▼事業HP
悠住(yuju)公式サイト:https://hatsumaru-yuju.com/
▼Instagram
悠住 Instagram:https://www.instagram.com/yuju__hatsukaichi/
今後に向けて
今回の事業を通じて、
空き家対策は「家を流通させること」だけではなく、
⭐地域福祉
⭐移住
⭐地域コミュニティ
⭐関係人口
⭐暮らしの支援
と一体的に進めていく必要があることが見えてきました。
今後は、
・分散型ネットワークの運用
・空き家管理や代理対応等の収益モデルづくり
・データ活用による政策提言
・管理活用支援法人への段階的移行
・他地域への横展開
などを進めながら、
中山間地域に合った持続可能な空き家対策モデルの構築を目指していきます。
お問い合わせ
合同会社とこらぼ
広島県廿日市市津田地域を拠点に、
空き家・暮らし・地域づくりに関する相談支援を行っています。
「空き家のことをどうしたらいいかわからない」
「まだ空き家ではないけど将来が不安」
そんな段階からでも、お気軽にご相談ください。
使わなくなったものを
新たな持ち主へ